協会設立の経緯
戦後復興期から続く千葉市栄町エリアの特殊浴場業界は、1970年代に入り急速な発展を遂げていました。しかし、業界全体の健全化と社会的信頼の向上が求められる中、各店舗が個別に対応するには限界がありました。そこで、業界の自主規制と健全な発展を目的として、15店舗が発起人となり千葉県特殊浴場協会を設立いたしました。設立当初から、地域社会との調和を第一に考え、様々な取り組みを開始しました。
戦後復興期から続く千葉市栄町エリアの特殊浴場業界は、1970年代に入り急速な発展を遂げていました。しかし、業界全体の健全化と社会的信頼の向上が求められる中、各店舗が個別に対応するには限界がありました。そこで、業界の自主規制と健全な発展を目的として、15店舗が発起人となり千葉県特殊浴場協会を設立いたしました。設立当初から、地域社会との調和を第一に考え、様々な取り組みを開始しました。
協会設立から5年が経過し、加盟店舗数も25店舗にまで増加しました。この頃、業界全体の質的向上を図るため、初めての業界ガイドラインを策定いたしました。衛生管理基準、接客マナー、従業員の労働環境など、細部にわたる基準を設け、加盟店舗に遵守を求めました。このガイドラインは、お客様に安心してご利用いただける環境づくりの基礎となり、業界の社会的信頼向上に大きく貢献しました。
当協会では、地域社会の一員として、様々な地域貢献活動を開始いたしました。定期的な清掃活動、地域イベントへの協賛、チャリティー活動などを通じて、地域の皆様との良好な関係を築いてまいりました。また、千葉中央警察署や千葉県防犯協会と連携し、客引き防止活動にも積極的に取り組みました。これらの活動は現在も継続しており、地域社会との共生を目指す協会の姿勢を示しています。
2000年代に入り、加盟店舗数は40店舗を超えるまでに成長しました。それに伴い、協会組織の拡充が必要となりました。定例会議の定期開催、専門委員会の設置、事務局体制の強化など、組織としての基盤を整備いたしました。また、加盟店舗向けの研修会を定期的に開催し、業界全体のレベル向上に努めました。この時期に確立された組織体制は、現在の協会運営の基礎となっています。
インターネットの普及に伴い、当協会でも情報発信の強化に取り組みました。公式ウェブサイトを開設し、協会の活動内容、加盟店舗情報、お知らせなどを掲載しております。また、SNSを活用した情報発信も開始し、より多くの方々に協会の取り組みを知っていただけるよう努めています。透明性の高い情報発信を通じて、業界への理解と信頼を深めることを目指しています。
設立から50年近くが経過し、千葉県特殊浴場協会は業界の健全な発展に貢献してまいりました。現在では、新型コロナウイルス感染症対策をはじめとする衛生管理の徹底、従業員の労働環境改善、お客様サービスの向上など、時代に即した課題に取り組んでいます。今後も、地域社会との調和を保ちながら、業界全体の発展と社会的信頼の向上に努めてまいります。加盟店舗の皆様と共に、より良い未来を創造していきます。